ネット会計でできることは
1) オンラインで会社と会計処理をする会社が繋がって相互に参照できる
2) 銀行取引などを会計に取り込めるから、データ処理が楽
3) 作業効率が上がるため人手不足解消になる
4) もしかすると、処理費用も安くなる
そんなところだと思います。
その他、質問がオンラインでできるとか
チャットでできるとかは
ネット会計だけでできるわけではないですし、
データ分析ができるとかも特にネット会計に限りません。
ネット会計は一番誰にメリットがあるかを考えたら、
実は、依頼する会社じゃないんだと思います。
それでも、ネット会計で処理することを依頼して上記の特に人手不足を解消できるなら良いのではないでしょうか。
例えば、一人起業の場合とかですね…
こう考えてみると、ネット会計にあまり夢を抱いてしまうと、間違うと思います。
例えば
1)資料整理はしないといけません(取引の内容まで考えないと会計処理できません)
※もちろん特定の相手先が特定の取引になるべく限定されるように工夫はできます
2)ネットに載らない取引はやはり今まで通りの処理が必要です
※それでもカード決済などをできるだけ取り入れればその問題も改善すると思います
3)データ処理の原則論をある程度知らないといけないこともあります
例えば給与の支払い方とか
おそらく一番の問題は、お金の流れが見えなくなることです。
もちろん、ネット会計じゃなくても同じ問題は生じますが、
どの程度資料に「目を通す」か…が実は大事です。
これをしていれば、ある程度銀行の残高とか、通帳を見るのとネットで処理しちゃうのでは、体感が違います。
結局、ネット会計を選択したら、
出てきた資料(集計…試算表といいますが)をちゃんと見ていくことにより注意を払う必要があると思います。
これらは、すべて会計をネットで処理することを選択しない場合でも同じですが、
資料を輸送するとかそういう面倒くさいことをやる作業が介在することで、体感する部分が変わってくることは事実です。
便利になればなるほど、逆に失われるものもあります。
いずれにしても経営する方の、意識の問題ですが…
意識の問題は、会計処理の問題と別ですよね…
だから、ネット会計=マジックワンド(magic wand)ではないのです。