経理の構造をわかって、外注を上手に利用する

今回のテーマは
経理の構造をわかって、外注を上手に利用する

ちょっと前に 流行った マーケティングのエモい文句(これ、今じゃあ死語かも)に
 「まだ…はするな」とか「XXするまえに決めるな」
みたいなのがありました。

要するに、売り文句で、他にダメ出しすることで、
消去法として自分をのこすという方法なのですが、
実は自分の売り込みをしないで自分がのこる、
良い方法だったかもしれません。

ただし、経理を外注する事を考えている場合には、
これをしてはいけない…という消去法も有効かもしれません。
そもそも経理は、何のためにするのでしょうか。
「当たり前じゃん!」と思った人は、要注意です。

当たり前をきっちりこなせる人って結構少ないのです。
しかも、なんで当たり前か。

がわからないで当たり前だと思っていることが多いからです。

経理と会計の違いは別のところで書いていますから、
とりあえず概ね同じだとして、経理を外注するということを
書いてみようと思います。

多くは、人が足りないから・・・。
人件費と比較して安くつくことになるから・・・。
という ところから考えるのではないかと思います。
(私のHPもそういう文言出しています)

例えば、建築現場で、人が足りないから、外注する。
あるいは、年に数回しかない特殊な受注案件を自社でまかなうより、
外注した方が安くつく。という考えで、外注を行うとします。
(実際は、人手不足で大変だってわかっています…。
建築関係の方、例えと言い方悪かったらごめんなさい、説明上だけで他意は無いです)

そこで一番大事なのは何でしょうか?
実は、外注を出したところの、全体コーディネート力です。

外注さんに仕事は任せられるけど、
自分はその仕事がわかっていて全体の把握をしている必要があります。
そうじゃないと仕事が完成しないか、不具合がどこかに出てきます。
実際、某大きな企業「達」は、外注たくさん使って結構問題が出てきています。

経理って、会社の形を数字で表すモノで、経営をしている人は、会社の形を知らないと、不味いと思うのです。

accountingっていうと、(英語圏の)外国の人も、ちょっと神妙な顔をします。
細かいヤツだなあ…って。
accountant は bean countre っていわれます、豆粒勘定屋って。

そんなこと四の五の言うなよ、売ればいいんだろ…売れば。って。
でも、数字が伴わないと、売っても売っても、会社ダメになっちゃうことがあります。

売れない理由が、売り先とかエリアなのかどうかとか、製品自体の問題かとか、
本当は、経営者の熱意で乗り越えちゃうような問題でも、数字がしっかり追っていくことは結構大事です。
つまり、エンジン(営業力とか経営者の熱意とか天才的能力とか)に対してナビ(昔は地図…)が数字だと思ってください。

そういう数字を、外注で頼む。
その数字でどういう方向に行っているのか、イメージを後追いするような形で、
経理から出てきた数字見て、頭と心を悩ます・・・。
そういう事をするというのが経理を外注する意味です。

もちろん、内部でそれをやれればそれに超したことはありません。
ただ、普通外注することは、依頼する結果の形を常に意識することになります。
内部の人件費と違って、コントロール可能な数字になるから、その都度支払いに意識が行くからです。

そういう意識で頼んでいただけるように、自分は意識しています。
だから、やがて、卒業することを目標にお仕事を受けているわけです。

お問い合わせ、ご意見、どうぞお気軽にご相談ください。

このページの上部へ